暫存

霜月遙( 霜月はるか ) 暫存專輯

29.冬空に舞う蝶

作詞:日山尚
作曲:MANYO
編曲:MANYO
歌:霜月はるか・真理絵

映雪いた冬の日の
銀色の風景 いつか夢見た気がして
「空を舞う蝶々は まるで雪みたい」と
君がはしゃいだ夏の日
吐き出した息で 硝子が曇るように
視界を霞ませて (今は 君の瞳(め)で)
追い掛けても (この姿は)
届かなくて (映らない)
記憶が欠けても (記憶が消えて)
季節は過ぎてく (それでも君の)
心の真ん中 (心の奥に)
大きく開いたまま (何かを遺せた?)
小さな氷が解(と)けてゆく (小さく希う)
この手のひら (私はいつも)
何も掴めずに (何処かて君を)
ただ立ち尽くした (見守りましょう)

永い旅の途中 遠ざかる約束
夜更けの街で眠れば
微睡みから醒めて (寒さを)
思い出せない夢 (感じなくても)
眠れなくなり 震えた (震えた)
風に晒されて (風に呼ばれて)
凍える君の姿 (外へ出た)
闇へと (静かな)
訪れた (塚の上)
懐かしさに (胸が軋む)
刻が止まる (泣きたくて)
やまない雪へと (やまない雪に)
託した思いは (立ち止る僕)
無数に煌めく (見上げた空が)
あの蝶に似ていた (なぜか愛おしく)
現(うつつ)のに触れない (現(うつつ)の 夢を)
この手のひら (ふと思い出す)
大事な言葉が (大事な 「君」と)
届きますように (出逢った夏を)

たとえば この瞳(め)に (たとえば 疵が)
見えないとしても (消えたとしても)
心に開(あ)いてる (心は永久(とわ)に)
形が寂しくて (痛みを畏(おそ)れる)
誰かの涙に触れたような (私も同じ)
この手のひら (気持ちでいたの)
いつでも (いつでも)
近くにいたのかな (君よ 幸せに)
記憶を辿って (だから)
季節を彷徨い (何度季節過ぎても)
譲り葉を揺らす (「譲り葉」 僕は)
風のような君を (枝に触れながら)
再び感じた 温かな (再び逢える)
その手のひら (その日を信じ)
今でも 私は (いつでも)
君の傍にいます (君を探してるから)